04.11 何この不安な学園生活

俺もはれて高校生

新たな人生の幕開け

天使たちが出迎えてくれそうだ♪

そんなウキウキした気分で学校に向かっていたら




いきなりその幕を下ろしたくなるような事件が････


　
　
　
　
　
俺が歩いていると後ろからストーキングしていたGが

G｢なぁなぁ、カルメンってさぁ～～｣

　
　
　
　
あぁ、ウゼェ！話し掛けてくるんじゃねぇよ！
　
おめぇの汚らしい顔なんて微塵も見たくねぇんだよ

一生そこでヒゲ散らかしてろ！

　
　
なんて事を思っていると
　
　
　
　
　
　
G｢カルメンってさぁ～～ゲイだよな｣
　
　
　

　　
　
　
　　
　

　
は？
　
　
いきなり朝っぱらから

ショッキングな青ひげ見せびらかされて
　
それを見た天使たちが勢いあまって

俺を地獄に叩き落してくれたらしい
　
　
　
　
俺はまだその道に引きづりこまれたつもりは無い　

最悪の朝の始まりである
　
さらにGは会話を続けている
　
　
　
　
　
G｢着信音ってやっぱりゲイの唄なの？｣
　
G｢将来の夢ってゲイ人？｣
　
G｢ゲイスリッパ･････ゲイ服････ゲイ･･･ゲイ･･････････｣
　
　
　
　　
　
　
　
　　
　
　
　
　
　　
　
　
　　
　
うるせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ！！！！！
　
　
　
　　
　
　
　
　
　
　
小学生かお前は！
　
なんのひねりもなくゲイゲイゲイゲイ
　
消え去れよ！
　
文頭にゲイをつけりゃいいと思ってんじゃねェだろうな！
　
しかもさっきからそれ言いながらベタベタ触んじゃねぇよ！
　
　
手つきが気持ちわりぃんだよこのクソヒゲ！

　
　
　
　
　
　

　
････落ち着け････・このクソになんと言ってもムダだ
　
　
無視だ！無視するんだ！
　
　
･･･････････････････････
　
･････････････････････････････････
　
････････････････････････････････････････
　
　
　
　　
　
　
　
　
　
　
　
　　
　

　
俺と腕を組むなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！
　
　
　
俺がやめんかクソが！といったら
　
あいつ今気づいたらしく
　
俺が手を振りほどくと焦ってやがる
　
　
　
　
　
これで自分がゲイだということを自覚したかと思ったら
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　　
　
　
　
　
　
　
　
　
G｢うわっ！何うで組んでんだよ～～～｣
　
　
　
　
　
　
　
　
こいつ、人のせいにし始めやがった！
　
　
　
　
　
　
　
　
　
なんと言う男だ
　
自らをサムライと名乗っておきながら
　　
自分はその武士道の風上にも置けん！
　
こういう奴は武士道の本分

切腹を一から叩きいれてやらねばならん！
　
　
　
　　
　
恐ろしく前途多難な学園生活いきなり不安になってきたな
　　
ゲイにゲイといわれる世界その不思議